そのメ−ル、ちょっと待って！ 医者 弁護士 エグゼクティブとの出会い 大阪

シフト制で仕事をしている女性と、時々祝日出勤がある男性との交際は、なかなか会えないですが、会うと話が盛り上がり、楽しくて時間が経つのを忘れる二人でした。 ２ヶ月が過ぎた頃、女性は、彼と結婚するのかな〜と思い始めていました。 男性はもっと真剣で、次ぎのデ−トでプロポ−ズしたいと思っていたのです。 やっと二人の休みが合い、１日ゆっくりデ−トが出来ると楽しみにしていた前日、悲報が彼女にとどきました。 彼女の母方の祖母が亡くなられたのです。 ショックを受けたまま、慌ただしくお通夜の準備に追われる中、早く知らせなくてはと、彼に明日合えない事情をメ−ルしました。 彼から返ってきた言葉は、「明日会えなくなって、残念です・・・。」 彼女はこのメ−ルを見たとき、気持ちがス−と冷えていくのを感じたといいます。 悲しくて落ち込んでいる相手の気持ちより、自分の気持ちのほうを優先する人に、この先頼れないとまで思ってしまった彼女は、1週間後交際を断わりました。 もちろん彼は、後から慰める言葉を伝えたのですが、彼女には伝わりませんでした。 仲人として誤解を解くべく、長い電話で彼の本当の気持ちを伝えましたが、彼女の決断は変わりません。 彼の気持ちを知っていただけに、交際終了を伝えるには、辛いものがありました。 交際中に、いろんな疑問や悩みがあったにしろ、メ−ルの言葉ですべてを判断されるのは、とても残念な気がします。 大事なことは会って話すか、出来れば電話で伝えるほうが、お互いの気持ちがわかってすれ違わないでしょう。 交際中に不安や疑問ができたときも、出来るだけ話し合ってください。 こんなことを聞いたら気を悪くするだろうか？と遠慮していると、小さな誤解から別れに繋がり、後から、あの時聞けばよかったと後悔することになります。 男性と女性は、同じことに直面しても、思い方や受け取りようが、少しずつ違っています。 自分と同じように対応してくれないからといって、思いやりが足りないと決めてしまったのでは、誰とも暮らせません。 不器用な彼と、しっかり者の彼女は、いい夫婦になれたのではと、心残りなご縁でした。
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